ブランドバッグに並んで、時計を購入されるお客様の多い質流れ品バザールですが
本日はその時計を長持ちして持っていただくためのお手入れの方法をご紹介いたします。
参考になさってみてください。
長くても5年から7年に1度はオーバーホールを
オーバーホールとは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組み立てを行い、
新品時の性能状態に戻す作業のことをいいます。
オーバーホールをすることで、新品同様に近い快適な状態を維持することができます。
大手スイスメーカー等の推奨は1年から3年と言われていますが、
長くても5年から7年に1度は専門店でオーバーホールをしてもらうことをお勧めします。
また、クオーツ時計の場合は、電池交換を2~3度した後に1回のメンテナンスをするようにしましょう。
時計内部は一般の人が触ることは難しいため、オーバーホールをする際は
メーカーか時計修理の専門店に依頼します。
時計修理の専門店の場合、状態にもよりますが、2万円から4万円ほどで請け負ってもらえることが多いです。
日常生活でできる、時計の簡単お手入れ
■ステンレスなど金属性バンドの場合
直接肌に接している部分(裏ぶたやバンド)は、汗や汚れが付着しやすくなっているため、
汚れたままにしておくと錆びたり皮膚がかぶれてしまう原因になってしまうことがあります。
乾いた布で汗をふきとるなど清潔にしてください。
時計を使用した後は、柔らかい布で優しく拭いてください。
こんな小さなことでも裏ぶたやバンド、パッキンなどの寿命が変わってきます。
バンドの隙間の汚れは、柔らかい乾いた布や歯ブラシでそっとお手入れしてください。
ただし、傷がつく恐れもありますので、まずは目立ちにくい場所から試すようにしましょう。
また、防水時計をしたまま海などに入った後は、真水で洗った後、柔らかい乾いた布で拭いてください。
腕時計をする際は、通気性を良くするために指1本入る程度の余裕がある方が望ましいでしょう。
■革バンドの場合
革バンドの場合は、色落ちや変色など汚れや劣化が目立ちやすいため、
水分や直射日光には気をつけてください。
汗をかいたり、水分が付着した場合は、すぐに乾いた柔らかい布で軽く拭くようにしましょう。
強く拭くと、色落ちしたり艶がなくなったりしてしまいます。
また、水分をそのままにしておくと、シミの原因になったり、衣類を汚してしまうことも。
革バンドは高温に弱いので、車の中や直射日光の当たる場所に放置しておくと
変色や変形する可能性があります。
バンドが劣化してしまった場合は、早めに取り替えることをお勧めします。
■ラバーバンドの場合
ラバーの場合も、金属製や革バンドの場合と同様に汗や水分は乾いた布で拭いて乾かしてください。
こちらも、上記と同様に高温や直射日光に弱いので、車中や高温の場所に放置することは厳禁です。
ラバーは光に弱く、色があせたり、湿気で劣化しやすい性質がありますので、
使用していなくても保存しているだけで少しずつ劣化してしまいます。
薄い色(半透明や白、淡色)のラバーは色あせ以外にも、他の物(衣類やバッグなど)
にこすれてしまい色を吸着して色移りしてしまう場合があるので注意しましょう。
バンドが切れやすくなるので、弾力性がなくなったら取り替えることをお勧めします。
定期的なオーバーホールと、普段のほんの少しのお手入れで
大切な時計を末長く愛用することができますよ。