■ 文字盤の「ROLEX」の文字と王冠のマークに注目
まずは、文字盤の「ROLEX」の文字と王冠のマークに注目してください。
「ROLEX」のフォントが違っていたり、また、文字が太かったり細かったりします。
そして、ロゴと王冠の位置がずれていたりします。
また、ロレックスの偽装品の王冠は棒の部分がまっすぐに伸びていて、
下の○部分が大きくなっていることが多いのが特徴です。
■ シリアルナンバーとリファレンスナンバーが保証書と合致するか
そして、ベルトの金属部分。
本物ではサビなどの劣化は見られませんが、ロレックスの偽装品は艶がなく、そもそも作りが雑。
細かい小さなネジひとつとっても、本物は工作過程が高く、仕上げもしっかりしていて綺麗です。
ベルト部分を外し、6時の位置のシリアルナンバーと12時の位置のリファレンスナンバーが
保証書のものと合致するかどうか確認してみましょう。
ただし、G番台以降のモデルでは、6時側にシリアルナンバーが文字盤の周りのフチ側に刻印されています。
6~7年前以降のモデルでは、シリアルの位置が6時の位置から、
文字盤のフチに位置が変わったので(ルーレットといいます)、
そこでもわかりやすく判別できるようになっています。
■ 日付を変えた時、本物のロレックスはカチッと小さな音が出る
また、日付を変えた時、本物のロレックスはカチッと小さな音が出ますが、
偽装品では徐々に日付が変わったり、12時前後にきちんと日付が変わらなかったりします。
全体的に機械の精度レベルが低く性能が悪いです。
すべてのブランド時計に言えることですが、本物と偽装品とを比べると、
尖がっていたりして滑らかさがありません。
そして、着け心地も悪く、しっとりとした味わいや上質感もありません。
高級品は伝統を維持しています。その伝統を受け継ぐため、職人は努力をしています。
だからこそ、完成度が違うのです。
以上が、ロレックスを本物か偽装品かを見分けるポイントの一例です。